伊藤忠・ファミマ・いすゞら、バッテリー交換式ＥＶトラを研究開発へ

　伊藤忠商事、ファミリーマート、いすゞ自動車、ＪＦＥエンジニアリング、エッチ・ケー・エスは、バッテリー交換式のＥＶ（電気自動車）トラック開発で協力する。ファミマの店舗配送で実証実験を行い、ＥＶの商用化を促し、物流網の脱炭素化を目指す。
　2022年度下期～2024年度に埼玉県三郷市でバッテリー交換式ＥＶをファミマの配送車として使用する実証実験を行う。バッテリー交換ステーションを三郷市のファミマの三郷中央センターに設置。ファミマの各店舗までの走行実証を行う。
　ＥＶトラックは、航続距離や充電時間、充電インフラ、価格といった課題を抱えている。バッテリー交換式電池の導入で、充電時間を削減し、より商用車に向いたＥＶの開発を目指す。
　５社は、トラックのＥＶ化推進に加え、バッテリー交換式ＥＶトラックの利便性とコスト競争力も検証。また、地域の再生エネルギーを活用したバッテリー充電や、車両・ステーションの災害時のＢＣＰ（事業継続計画）対応についても検証する。