- 物流企業
21/09/21
佐川、五島市で再配達荷物をローソン店頭で受け取れるトライアルを開始
佐川急便(本社・京都市、本村正秀社長)とローソン(本社・東京、竹増貞信社長)は9月21日、不在で持ち戻りとなった荷物をローソン店頭で受け取れるサービスの実証実験を長崎県五島市内の5店舗で開始した。利用者へのサービス向上のほか、配達員の負担軽減、二酸化炭素(CO2)排出量の削減につなげる。
利用者が、再配達手続き時に、「ローソン店頭」を選ぶと、連絡を受けた佐川急便営業所から、不在で配達できなかった荷物がローソン店舗に配送される。顧客は不在票と引き換えに、店舗で荷物を受け取ることができる。
両社は昨年~今年にかけて栃木県や山梨県で、同様の実証実験を実施。配達トラック台数が減少し、栃木県では0・2トン、山梨県では0・18トンのCO2排出量削減につながったという。
長崎県での実証実験は来年2月末まで。佐川急便では「今後はトライアル結果を検証し、より実効性の高いサービス展開を検討する」としている。