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21/09/21

JR貨物、リードタイム短縮へ北陸線・南福井駅で着発線荷役を導入

 JR貨物(本社・東京、真貝康一社長)は10月11日、福井市の北陸線・南福井駅で着発線荷役の「E&S方式」を開始する。全国で31駅目の導入。本線上の列車から直接、コンテナを積み下ろしできる。荷役の際の列車の入れ換えが不要で、輸送リードタイムの短縮に貢献する。
 同駅は北陸新幹線の敦賀延伸開業に伴う工事を進めており、このほど、着発線上にコンテナホームを整備。列車の到着直後に荷役作業を開始し、終了次第そのまま発車できる。
 当面は新設備の一部を先行使用し、1面1線で1日あたり上り2本、下り3本の列車に対応する。今後、1面2線の全面使用時には1日あたり上り3本、下り4本の列車に対応する。
 同社は輸送需要への柔軟な対応に向け、今後も積極的に同方式を導入する。大幅なリードタイム短縮・省力化で、物流生産性の向上を目指す。