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21/09/21

日通、秋葉原に新社屋が完成

13階建ての新本社ビル

 日本通運(本社・東京、斎藤充社長)グループの新たな象徴となる新本社ビルが16日、都内神田和泉町に完成した。現在、汐留本社に入居している各部門・グループ会社に加え、都内に分散している陸海空の各部門が入居し、グループのワンストップ体制をさらに強化する。
 所在地は東京都千代田区神田和泉町2。敷地面積は7298平方メートル。鉄骨造り地下1階地上13階建ての免震構造で、延べ床面積は4万2585平方メートル。
 来年1月設立のNIPPON EXPRESSホールディングスを筆頭にグループ各社が入居。10月から順次移転し、年内に都内各地から従業員3000人が集まる。社内ではフリーデスク制を採用し、出社人数は抑制しながら部門間の交流を促す。コロナ禍で進めた在宅勤務などの体制をさらに推し進め、効率的かつ従業員に働きやすい職場環境を整備する。

本社脇の金綱神社境内には草木塔も移設した

 また施設内にあり、地域住民からの信仰も深い金綱稲荷神社も改築。汐留本社や旧秋葉原本社にあった日通稲荷神社と、新砂支店などにあった汐留稲荷神社を合祀した。神社境内には、山形県で実施しているCSR(企業の社会的責任)活動・日通の森にちなんだ「草木塔」を汐留本社から移設。地域との共生と、持続可能な社会への取り組みを実施していく姿勢を表している。
 新本社は、グループの統合の象徴として、またワンストップ体制を実現する拠点として機能する。

【入居企業】
NIPPON EXPRESSホールディングス、日本通運、日本海運、日通トランスポート、日通・NPロジスティクス、日通NECロジスティクス、日通不動産、日通総合研究所、日通情報システム、日通キャピタル、日通ハートフル、琉球物流