引越しのこん包、「引越会社にすべて任せる」は少数だが満足度はトップ

　引越荷物のこん包プランで「引越会社にすべて任せる」を選ぶ人は全体の５・４％と少数だが、満足度は８割にのぼる。特に「とても満足」の割合は全プランでトップの40・６％だった。リクルートの「ＳＵＵＭＯ引越し見積もり」の調査で分かった。
　こん包プランの選択では、69・２％が「自分ですべてこん包するプラン」、25・４％が「一部のこん包を自分で行うプラン」を選んだ＝グラフ①。
　世帯タイプ別では、一人暮らし女性の73・１％が「自分ですべて」を選択しており、リクルートは「引っ越し作業は男性スタッフが中心のため、こん包を依頼しにくいのでは」と見ている。一方、一人暮らし男性はこん包の依頼に抵抗が少なく、「自分ですべて」が63・３％だった。
　また、３人以上の家族では「引っ越し会社にこん包をすべて任せるプラン」が６・６％で、全世帯タイプの中で最も高い割合だった。荷物の多さや引っ越し準備の手間から、お金をかけてサポートを望む傾向が見られる。
　こん包プランの満足度で「とても満足」の割合が最も高かったのは「引越し会社にこん包をすべて任せるプラン」＝グラフ②。だが、他プランより不満の割合も上昇。 料金に見合ったサービスを期待して評価もシビアになっていると見られ、「やや不満」「とても不満」の合計は８・２％だった。
　リクルートは「引っ越し会社に任せる部分が大きいほど、事前にサービスの内容や特徴を理解した上で選択する必要がある」と指摘している。
　同調査は３月10日～12日、インターネットを通じて「マクロミルモニタ」の18～69歳の男女のアンケートを集計。直近１年以内に引っ越し会社を利用して引っ越し、物件選び・荷造り・引っ越し会社への見積もり依頼・引っ越し会社の決定に関与した3133人の回答をまとめた。