• 行政・業界団体

21/09/14

全ト協、飲酒運転根絶に向けて決議

 全日本トラック協会(坂本克己会長)は9月14日、飲酒運転根絶に向けた3カ条を決議した。関係者一丸となって飲酒運転根絶に取り組み、業界のさらなる健全化を図る。
 交通対策委員会(工藤修二委員長)で決議した。内容は、①乗務前後での対面・リモート点呼時にアルコール検知器を用いたチェックの確実な実施②各事業所が交通安全運動などの機会を捉え飲酒運転根絶意識の啓発を行う③全国のトラック協会が情報を共有し効果的な取り組みを横展開するーーの3点。
 6月に千葉県八街市で起きた自家用トラックの飲酒運転事故を受けたもの。営業用トラックの飲酒運転を起因とする事故は今年、8月9日までに16件発生している。全ト協は、「ほんの一握りの心無い事業用トラックドライバーが引き起こす事故が、運送業界の体質的な問題としてとらえられることになり、社会的信頼性の失墜につながる」とみる。決議を共有し、飲酒運転根絶に向けた取り組みを強化して飲酒事故ゼロを目指す。