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21/09/14
河村電器産業・東海理化、デジタルキーを活用した宅配ボックスの開発に着手
河村電器産業(本社・愛知県瀬戸市、水野一隆社長)と東海理化(同・愛知県大口町、二之夕裕美社長)はこのほど、スマートフォンで鍵の開け閉めができるシステムを取り入れた宅配ボックスの開発に着手した。宅配ボックスにさらなる付加価値を付け、利用者の利便性向上につなげる。2022年の販売を目指す。
河村電器が受配電設備メーカーとして培った技術を用いた宅配ボックス「RusuPo」に、東海理化のモビリティ分野で培ったセキュリティ技術を用いたデジタルキーソフトウェアを組み込む。
東海理化のデジタルキー配信サーバーとの通信が可能で、スマホのアプリ操作で宅配ボックスの解錠や施錠が簡単にできる。例えば、発送する荷物をボックスに入れ、スマホを通じて配送業者にデジタルキーを渡せば、外出中でも荷物を引き取ってもらえる。コンビニや郵便局に荷物を持ち込む必要もなく、自宅で配送業者の引き取りを待つ必要もない。
両社はデジタルキーの活用により、宅配ボックスに新たな利用価値が付加され、荷物の受け取りだけでなく、荷物の発送などのシーンにおいても利便性の向上が見込めるとしている。