- 物流企業
21/09/09
大和物流、広島市に新拠点22年12月しゅん工へ
大和物流(本社・大阪市、木下健治社長)は、2022年12月、広島市に「広島観音物流センター」をしゅん工する。中国・四国地域のさらなる物流需要を見込み、事業基盤を強化。幅広い顧客の保管・輸配送拠点として運営する。
新センターの所在地は広島市西区観音新町4産業団地「広島イノベーション・テクノ・ポート」内。広島高速3号線の吉島インターチェンジから約3キロメートルに立地。敷地面積は8404平方メートル。鉄骨造3階建てで、延床面積は1万3876平方メートル。
床荷重は1平方メートルあたり2トンで、重量物に対応。また、屋内型トラックバースを採用し、天候に左右されない入出荷作業が可能となる。上階の保管可能面積を広く確保し、敷地を最大限に活用する。高床式ホームにはドックレベラー2基を備える。
さらに、屋上には太陽光発電パネルを設置。発電した電気を自家消費するとともに、大和ハウスグループが発電した再生可能エネルギー由来の電気の購入・運用を検討している。
交通アクセスの良い立地を利用して輸配送の拠点として活用する。また広島港からもほど近く、海上輸送にも対応する。
同社は1997年から東広島市の「広島物流センター」で建材・住宅設備、電気機器メーカー向けに3PLサービスを提供してきた。経産省の統計によると、広島県は2020年、中国・四国エリアで製造品出荷額が最多となっており、同社は今回の拠点拡充で地域の高い物流ニーズに応える。