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21/09/08

明治、オートフロアコンテナを活用し倉敷ー埼玉間をモーダルシフト化

オートフロアコンテナのトラックに積み込んだ様子

 明治(本社・東京、松田克也社長)は9月27日、岡山県倉敷の工場から埼玉県にある倉庫までのトラック輸送の一部を鉄道輸送に切り替える。モーダルシフトと、オートフロアコンテナを活用した粉末プロテインの輸送で、二酸化炭素(CO2)排出量を年間70%減となる13トン削減し、環境負荷低減と物流業務の効率化に貢献する。
 岡山貨物ターミナル(タ)から越谷貨物タ間の約770キロメートルを、トラック輸送から鉄道輸送に切り替える。モーダルシフト後は、トラック輸送は各駅と拠点間のみとなる。3月に制定した明治グループの長期環境ビジョン達成に向けた取り組みとして開始する。
 オートフロアコンテナは荷台の床を電動でスライドさせるための装置。荷物を荷室の入り口に積み、床ごと奥にスライドできるため、荷室内の作業時間短縮となり、作業者の業務負担軽減につながる。
 明治は、2019年4月から「ホワイト物流推進運動」に賛同している。その一環として、今後トラックによる物流で輸配送の待機時間削減や付帯作業の軽減に向けた取り組みも行っていく。

モーダルシフト化の概要図