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21/09/07

国交省、次世代自動車の補助開始

 国土交通省は9月1日、次世代自動車普及促進事業の募集を開始した。運送企業が環境に優しい車両を購入する際の一部費用を補助し、運輸部門の温室効果ガス削減を図る。
 次世代自動車の補助は環境性能の高いトラック、バス、タクシーの導入を支援する事業。トラックではハイブリッド、CNG(圧縮天然ガス)、EV(電気自動車)が対象となる。今年度予算の4億7400万円をそれぞれの車両に分け合う。
 トラック関係では一般貨物自動車運送事業者、第二種貨物利用運送などが応募できる。ハイブリッド、CNGトラックの補助は原則、単年度で3台以上導入することが条件。11年以上経過した経年車を廃車して新車を導入する、またはGマーク(安全性優良事業所)、グリーン経営認証を取得している企業は、3台以上の制限をかけない。
 ハイブリッド、CNGトラックの補助率は一般的なディーゼルトラックとの差額の3分の1、電気トラックは4分の1を補助する。EV用充電設備についても導入費の4分の1を出す。
 締め切りは17日。問い合わせ先は最寄りの地方運輸局、または運輸支局の専門窓口。