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21/09/07
国交省・予算、環境・経産省のエネ特で低炭素車補助の予算要求
国土交通省は2022年度予算概算要求で、燃費性能の高い低炭素型ディーゼルトラック普及加速化事業の費用を計上した。これとは別に電気トラックの導入支援事業も行い、運輸部門の二酸化炭素削減を図る。
低炭素ディーゼルトラックの補助は、経営体力の乏しい中小企業の導入費を一部補助し、燃費の良い車両への代替を促す事業。環境省のエネルギー特別会計から、今年度と同額の29億6500万円を求めた。使用する経年車を廃車するか否かで補助額が変動する。
15年度燃費基準より10%以上燃費の良い全車両に補助金を出す。経年車を廃車する場合は標準的な燃費水準のディーゼル車との差額の2分の1を、廃車しない場合は3分の1を補助する。大型車については5%以上燃費の良い車両も対象とし、廃車する場合は3分の1を、しない場合は4分の1を補助する。
また、経済産業省と連携する「環境配慮型先進トラック・バス導入加速事業」も今年度と同じく10億円を計上した。中小企業が対象で、ハイブリッド車や天然ガス自動車などは標準的な燃費水準のディーゼル車との差額の2分の1を、電気トラックの場合は3分の2とする。充電設備についても導入費用の半額を補助する。