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21/09/07

鈴与、16年ぶりに人事制度を刷新

 鈴与(本社・静岡市、鈴木健一郎社長)は9月、新人事制度を導入した。働きがいや働きやすさを重視し、社員がそれぞれの事情に応じた働き方を選択できるようにした。人事制度を刷新するのは16年ぶり。
 対象となる社員は約1000人。コース等級、評価、賃金および地域限定勤務の4つの制度が柱。公平でメリハリのある評価と処遇を実現し、自ら学び、考え、行動する人材の育成を図る。
 コース等級では、優秀な社員の早期昇格を可能とするための大ぐくり化を実施。また、専門性の高い職種のための専任職を新設した。
 評価では、これまであいまいだった基準を細分化・明確化。コース等級、研修、評価の軸を一本化した。管理職の評価軸である業績評価とマネジメント評価も一本化して、評価にメリハリがつくようにした。
 賃金の改定では、高評価者や早期昇格者への配分を手厚くする。管理職の賃金体系も評価に応じて、よりメリハリがつくよう昇給や賞与の見直しを実施した。
 また地域限定勤務を導入。介護や育児で、働き方に制約がある社員に配慮した。また、社員の精神的な負担に報いるため、介護手当や単身赴任手当を導入した。 

新人事制度の全体像