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21/09/03

トランシィ、三重県産再生エネ利用で施設を脱炭素化へ

 日本トランスシティ(本社・三重県四日市市、安藤仁社長)は9月8日、三重県四日市市のバイオマス燃料専用保管施設「霞バイオマスセンター」で、三重県産の再生可能エネルギーを利用する。事業の低炭素化を促進すると共に、地域の省エネルギー化の取り組みにも協力する。
 中部電気ミライズと二酸化炭素(CO2)フリー電気「三重うまし国Greenでんき」の受給契約を締結した。グリーンでんきは、県内の水力発電所で発電された電気に、CO2を削減される「環境価値」を付加して販売する商品。電気料金の一部は、県内の再生エネルギー電源の維持・拡大に活用される。
 トランシィは、この契約を通じ、霞バイオマスセンターのCO2排出量を、年間約71トン削減する。また、この電気を利用することで、三重県内の再生可能エネルギーの普及・発展につなげたい考えだ。
 トランシィは中期経営計画の中で「事業活動を通じて環境負荷低減への取り組みを推進する」を掲げ、今後も再エネの活用でさらなる経済循環を目指すとしている。