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21/09/01

豊田自動織機、業界初の後方作業者検知運転支援システムを発売

 豊田自動織機(本社・愛知県刈谷市、大西朗社長)は8月26日、後方作業者検知運転新システム「センスプラス」を発売した。人と車両の接近頻度の高い環境で、荷役や運搬時に後進走行するフォークリフトの作業中の安全性を向上させる。
 1トン~2トン積みコンパクト電動フォークリフト「Ecore」にオプションで設定可能。センスプラスはフォークリフトに取り付けたカメラが、検知範囲内の障害物の中から人と物を見分けてオペレーターに通知する。
 進行速度制御機能と発進制御機能が搭載されており、走行速度制御機能は障害物との距離に応じて3段階のブザーとランプで接近を通知する。同時に、検知対象の種類・距離・位置関係に応じて車速を制御する。発進制御機能は車両後方の障害物を発進前に通知する。また、障害物を検知した状態で後進操作をすると車両の発進を制御する。
 画像認識により、不特定の障害物の検知が可能で、多くの人が出入りする現場でも使用できる。検知範囲は、水平検知角130度、奥行き最長約10メートル。
 メーカー希望小売価格は65万7800円で、「Ecore」以外の機種にも順次搭載を計画している。

「センスプラス」の業界初となる機能