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21/08/31

大日本印刷ら、信頼性の高いサプライチェーン構築に向けた実証実験

 大日本印刷(本社・東京、北島義斉社長)は9月末にかけて、三菱ケミカルとリファインバースグループと共同して、透明性・信頼性の高いサプライチェーン構築に向けた実証試験を行う。バイオマスやリサイクル原料の管理・追跡や、ライフサイクルアセスメントなどの環境負荷の評価指標への対応を含めたもの。
 オランダのサーキュライズの情報管理システムを活用。バイオマスや、リサイクル原料を使用した製品の高付加価値化や認証材料の管理にも貢献する高い追跡制度を有するサプライチェーン構築の有用性を検証する。
 バイオマスなどの持続可能な資源の活用には、原材料の使用量などの管理、認証材料などの記録をデータ管理することが必要となる。また、各サプライヤーの二酸化炭素(CO2)排出量の可視化や最終消費者への製品の環境配慮度の可視化が求められている。
 サーキュライズの情報管理システムはパブリックブロックチェーン(分散型台帳)を利用し、原料から最終製品まで追跡するシステム。機密性の高い独自の暗号化技術により、サプライチェーン内の各企業の機密情報や公開情報を管理・共有できる。