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21/08/25

小田急電鉄ら、22年に5G活用の自動走行ロボット配送の実証実験を展開

 小田急電鉄(本社・東京、星野晃司社長)は2022年1月、ティアフォー、損害保険ジャパン、KDDIとの4社共同で5Gを活用した自動走行ロボットの配送サービス実証実験を東京都西新宿エリアで開始する。無人配送サービス事業の実用化に向け課題を可視化し、早期実用を目指す。
 新宿駅から青梅街道、甲州街道、西新宿駅を含む新宿中央公園までのエリア内が対象。ティアフォーがこの実験に向けて、新規に開発する自動運転システム「Autoware」を搭載した車両を使用する。最大積載量は、10キログラム。
 今後、協力企業を募集しさまざまな事例を試行する。公道を通り、エリア内に複数設置された「ミーティングポイント」まで自動走行ロボットが配送する。例えば、ホテルから公園まで飲食物を配送するなどサービスを想定している。
 実験を踏まえ、実用化に向けた課題について、技術・運用面・事業面の課題と対応方針の策定を行う。今後、「ラストワンマイル配送」プラットフォーム(基盤)を構築し、事業者に向けてパッケージで提供する方針だ。