• 物流機器メーカー

21/08/25

三菱ロジスネクスト、レーザー誘導方式無人フォークリフトを発売

 三菱ロジスネクスト(本社・京都府長岡市、久保隆社長)は8月24日、レーザー誘導方式無人フォークリフト「プラッターオートHタイプ」を発売した。有人フォークリフトに近い機動力を持つ機種の投入で、高まる物流現場の自動化や非接触化の要望に応える。

「プラッターオートHタイプ」FBRW10-MG80HLA-450M

 

 車体上部のレーザースキャナーで、反射板を検出し車体の位置を把握するレーザー誘導方式を採用。床面工事が不要で、賃貸倉庫でも導入が容易だ。またレイアウトも柔軟に変更できるのも特長。複数台を同時に管理できるシステムで、限られた空間で、最適なルートでの作業を実現する。
 周囲の安全を確保し、走行速度は前進時で毎時9キロメートル、負荷時リフト上昇速度は、毎秒390ミリメートルを実現。各連動動作を最適化し、同社の標準無人フォークリフトと比べ、実測値で約29%以上のサイクルタイム短縮が可能となった。
 車体のコンパクト化で、最小旋回半径を縮小。幅1100ミリメートル、長さ1100ミリメートルの荷姿の場合、ラック間の通路幅2・7メートルで直角積み付けが可能で、有人フォークリフトのラックレイアウトがそのまま使用できる。通路幅が短くなったことで、従来の無人機種に比べ、同数のパレット数を保管した場合、約16%の省スペース化を実現した。
 複数台稼働管理システムや、車体の4カ所に安全センサーを採用している。