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21/08/24

20年度・宅配便、過去最高の48億個超

 国土交通省によると、2020年度の宅配便取扱個数は前年度比11・9%増の48億3647万個となり、6年連続で過去最高を更新した。伸び率も過去20年間で最も高く、インターネット通販が拡大する中、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う巣ごもり需要が利用を押し上げた。
 全体の99%を占めるトラックによる宅配便取扱個数を企業別に見ると、ヤマト運輸が前年度比16・5%増の20億9699万個。佐川急便は同7・2%増の13億4790万個、日本郵便は同11・9%増の10億9079万個だった。
 大手3社以外では、福山通運が同0・1%減の1億3895万個、西濃運輸が同8・1%減の1億299万個。特積み16社による宅配便の総取扱個数は同0・7%減の730万8000個で、ほぼ横ばいだった。
 メール便の取扱冊数は前年度より9・1%少ない42億3870万冊。全ての企業で減少し、最も扱いの多い日本郵便は同7・5%減の32億9931万冊だった。佐川急便は1127万冊と、前年度比で47・9%減だった。