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21/08/18

京セラグループら、北海道で自動配送ロボットの実証実験

 

実証実験で使用する無人自動配送ロボット

 京セラコミュニケーションシステム(本社・京都、黒瀬善仁社長)は8月16日、北海道石狩市石狩湾新港地域の公道で、無人自動配送ロボットによる工業地域向けロボットシェアリング型配送サービスの実証実験を開始した。配送自動化を実現し、物流の人手不足解消に貢献する。
 実証実験では、地域内の事業者でシェアリングする無人自動配送ロボットが小売店商品や企業間輸送貨物などを配送する。走行エリアの外周は3キロメートル、走行ルートの総長は5キロメートル。従来の実験よりも大型・高速なロボットを採用。広域の工業団地内で、共同利用や効率的な配送を目指す。
 ロボットには複数サイズのロッカー20個が搭載され、荷物の預け入れや受け取り、ロッカーの開閉などはスマートフォンで管理する。無人自動配送ロボットの車道自動走行試験は国内初の取り組み。
 実験には、ヤマト運輸や道内コンビニ大手のセコマ、北海道日野自動車、早稲田大学、石狩湾新港運送事業協同組合などが協力する。