- 物流企業
21/08/11
日通・NPロジ、情報システムの連携でモノフルと共同研究開始
日通・NPロジスティクス(本社・大阪府摂津市、曽我部敏雄社長)はこのほど、物流業界の情報システム連携についてモノフルと共同研究を開始した。両社のシステム連携を推進しつつ、物流関連技術のプラットフォーム(基盤)化などを進める。
まず、日通NPロジの全国の主要拠点で、輸送管理システムとモノフルのトラック予約システム「トラック簿」を連携。輸送管理システムで作成した配車計画のデータをトラック簿へ送信し、予約データとして活用。トラック簿からは、各トラックの待機時間や作業時間のデータを輸送管理システムへと返信することで予実管理を可能とした。データの共有を通じ、ドライバーの待機時間削減やバース運用の効率化を図る。
今後両社は、求荷求車サービスの効率化や、積載率の向上などの研究を進める。また、ドライバーの運行管理の質の向上や、倉庫スペースの共有などのサービス化の研究を行う。双方の知見と所有するデータを活用し、物流業界の効率化に貢献していく方針だ。