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21/08/04

日通、国内複合一貫輸送サービス「Sea&Rail 九州ルート」販売開始

 日本通運(本社・東京、斎藤充社長)は8月2日、新たに「Sea&Rail 九州ルート」の販売を開始した。国内複合一貫輸送サービスのエリアを拡大し、輸送ルートを複線化して環境にやさしく安定したサービスの提供を図る。
 「Sea&Rail 九州ルート」は、保有する鉄道・内航船双方の輸送に対応したRSVコンテナを使用し、九州航路の海上輸送と鉄道輸送を融合させた国内複合一貫輸送サービス。北海道航路から開始していた。
 今回、新たに九州ルートが加わり、太平洋側を北海道から九州までつなぐことで輸送ルートの選択肢が増加した。また、脱炭素社会で求められる環境にやさしく安全な輸送サービスで顧客のESG(環境・社会・ガバナンス)経営に貢献する。
 さらに、2024年の労働法制変更に伴う労働力不足への対応や、長距離運行困難の解決策として効果的。異常気象などでの自然災害発生時にも複線化した輸送ルートで輸送障害区間を回避でき、BCP(事業継続計画)対策にも有効。その他、貨物を積み替えることなく、鉄道ー海上間の輸送ルートの相互シフトが可能なことなどが同サービスの特徴となっている。

Sea&Rail サービス全体図