- 物流企業
21/08/03
ヤマトHD、引越子会社株の51%をアートに売却
ヤマトホールディングス(本社・東京、長尾裕社長)は来年1月、子会社のヤマトホームコンビニエンスの株式の51%をアートコーポレーション(同・大阪市、寺田政登社長)に売却する。売却価額は非公開。
ヤマトホームコンビニエンスは1985年設立。資本金4億8000万円。これまでヤマトの100%子会社として単身者向けの引越のほか、大きな家具や家電の配送サービスを展開してきた。
アートは子会社化を通じて、EC(電子商取引)の大物家具・家電の配送を新たな事業の柱と位置づける。ヤマトのネットワークやヤマトホームコンビニエンスの技術力をアートの事業体制に組み込む。また、アートのノウハウとマネジメント力で、ヤマトホームコンビニエンスの引越事業を高度化する。
両社は昨年10月から、引越市場での協業を検討していた。両社の強みやネットワークを融合した効率的な輸送サービスの提供を見込み、7月20日に株式譲渡契約を締結した。