- 物流企業
21/07/30
JPR、環境改善効果が評価されグリーンローン契約締結
日本パレットレンタル(本社・東京、加納尚美社長)は7月30日、農林中央金庫と環境改善効果のある事業に融資をする「グリーンローン」を締結した。環境負荷軽減ニーズの高まりに伴うレンタルパレット需要の拡大に対応する。
同社の作成したグリーンローン原則に準拠したフレームワークでは、融資期間は6年で、金額は4億円。資金は全額パレット購入資金に充てられ、借り入れ後は、所定の期間内にパレットの支払いに充当される予定。充当までの間は、現金または現金同等物にて管理される。
調達資金は借入後、所定の期間内に全額が充当予定であることを開示し、充当状況や環境改善効果を同社ウェブサイト上で年次開示する。
また、個社でパレット購入した場合とレンタルパレット利用を比較した資源の有効利用や、二酸化炭素(CO2)削減量の変化を分析評価し、環境改善効果のレポーティングを実施する。
グリーンローンは、環境改善効果のある事業に必要な資金を供給される制度。調達資金は追跡管理され、それらについて融資後のレポーティングで透明性が確保される。JPRのパレットシェアリングや、輸送効率向上、全体で78%のCO2削減を可能とする取り組みなどが評価された。