- 物流機器メーカー
21/07/29
日本フルハーフ、IoT活用の「トレーラ位置管理システム」販売開始
日本フルハーフ(本社・神奈川県厚木市、田中俊和社長)は7月26日、IoT(モノのインターネット化)技術を活用した「FRUEHAUF CONNECT」の販売を開始した。ドライバー不足や物流の効率化など課題解決にセンシング(感知技術)やコネクテッド(インターネットへの接続)技術を活用し貢献する。
リリース第1弾となるシステムは「トレーラ位置管理システム」。トレーラに取り付けたGPS(全地球測位システム)センサーで位置情報を取得する。パソコンやスマートフォンからリアルタイムにデータの閲覧が可能になる。また、スマートフォン専用アプリの利用で、混雑した場所でも目的のトレーラを探し出すことが容易となる。
走行履歴と組み合わせることで稼働率の把握や、車検・定期点検のメンテナンスの通知サポートも実施する。
これまでは、駆動装置を持たないトレーラ単体にはGPSセンサーの取り付けが難しいとされていた。今回、走行時に充電可能な小型バッテリーを開発。これを富士通フロンテックの低消費電力型GPS端末に取り付け、トレーラ単体でも駐車時の位置が取得可能となった。
今後は、車両の整備情報や、トレーラやトラックの荷台の稼働情報取得などのサービスを展開してく。フルハーフは、車両から取得した情報を元に、運行や車両管理の高度化に貢献し、物流業界の課題解決につなげたい考えだ。