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21/07/27

鴻池運輸、北海道千歳市に「新千歳流通センター」を開設

 

新千歳物流センターの外観

 鴻池運輸(本社・大阪市、鴻池忠彦会長兼社長)は7月13日、北海道千歳市に全天候型の飲料・日用品向け倉庫「新千歳流通センター」を稼働した。千歳市近郊の既存倉庫を集約・拡大しニーズに応えると共に、生産性向上にもつなげる。
 所在地は、北海道千歳市北信濃863ノ2。道央自動車道恵庭IC(インターチェンジ)から約30キロメートル。鉄骨造2階建てで、延床面積は1万6560平方メートル。
 

 接車バースは5台。別に13メートルの庇(ひさし)下に3台分のバースを備えた。垂直搬送機は、パレット専用が2基、カゴ車・パレット兼用1基を導入している。
 倉庫内と地面の高さが同じ低床式を採用。1台のフォークリフトで荷物の積み下ろしから倉庫内搬送まで作業可能。屋根にはヒーターを設置。二重構造のシャッターで害虫や風の吹きこみを抑制する。

新倉庫1階レイアウト

 

 15日に行われたしゅん工式で鴻池会長兼社長は、「BCP(事業継続計画)に対応した倉庫で、有事でも供給を止めない倉庫。物流の重要性が高まる中、社会の公器として応えていきたい」と抱負を語った。