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21/07/20

国交省・ヤフーなど、東京五輪の混雑緩和へ駐車予約やルート表示

 東京五輪・パラリンピック開催に伴う道路混雑の緩和に向け、大会組織委員会は国土交通省やカーナビ・地図サービスを提供する企業と協力し、対策を行っている。
 国交省は7月8日、ウェブサイトで駐車場を予約できるサービスを開始した。会場周辺での駐車場探しによるうろつきを防ぐ。東京体育館、日本武道館などの近くの駐車場を検索し、予約できる。
 また、ヤフーなど15社は、各社で計24社のスマートフォンアプリや地図サイト、カーナビで、関係者輸送ルート、う回推奨エリアなどの情報を事前確認できるサービスを提供する。
 ヤフーカーナビとグーグルマップでは、選手の移動ルート、会場周辺のう回推奨エリアの表示の他、代替ルートの検索もできる。機能は順次拡充し、19日までに全サービスが利用可能になる。
 う回推奨エリアは、トラックが荷物を届ける際にも進入できるが、近道を理由に通ることはできない。関係者輸送ルートは、五輪期間中は渋滞が予想されている。
 大会組織委の斎藤勝久輸送局輸送企画部長はアプリなどを活用し、「出掛ける前に(関係者輸送ルートなどの)情報を確認してほしい」と呼び掛ける。