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21/07/05

ヤマトとコーカス、「首里石鹸」の最適なサプライチェーンを構築

 ヤマト運輸(本社・東京、長尾裕社長)は7月1日、コーカス(同・那覇市、緒方教介社長)が展開するスキンケアブランド「首里石鹸」の物流を一括管理する。購入するすべての顧客のさらなる満足度向上目指す。
 店舗向け商品と公式通販サイト(EC)向け商品の調達から保管、こん包、配送までのすべての物流業務をヤマト運輸と沖縄ヤマトが一括管理する。
 沖縄県内向けでは、ヤマトの拠点「サザンゲート」に保管。県内店舗やイベント出店時の納品、EC購入者への配送を行う。全国向けでは、関西のヤマト施設に保管。ECや臨時店舗へと納品する。7月1日に沖縄からスタートし、8月1日から全国に展開する。
 消費地に近いヤマトの拠点から発送を行うため、ECでのリードタイムを短縮することが可能。朱里石鹸にとっては、販売員が販売に注力できる環境が整備できる。また在庫を流動化させて物流コストを下げ、欠品や在庫の偏在を無くすことでキャッシュフローの改善を見込む。