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21/07/05

マックス、新物流倉庫「吉井倉庫」を新設移転

 事務・建設用工具メーカーのマックス(本社・東京、黒沢光照社長)は7月、群馬県高崎市で「吉井倉庫」を稼働した。事業拡大に合わせた物流量や在庫量の増加に対応するスペースの確保、物流システムの効率化のほか、健康で働きやすい環境の職場作りを目指す。
 所在地は群馬県高崎市吉井町岩井866ノ1。敷地面積は7万1067・23平方メートル。地上2階建ての鉄骨造で、延床面積は1万4223・74平方メートル。パレット型自動倉庫を6基導入。保管能力は従来倉庫の1・5倍の1700パレット以上に向上した。従業員の労働環境に配慮し、全館にエアコンを完備した。
 新システムを導入して工場の出荷時に、倉庫での棚番地を割り振り。保管場所をシステム管理することで、入出荷作業を効率化。棚番地は出荷頻度と物量によって頻度の高いものほど出荷バースに近い位置に配置。毎月の実績に合わせて、柔軟に変更する。
 また、屋上に太陽光パネルを設置して電力使用量の約28%をまかなう。停電時にも、太陽光を活用した自立運転機能を有する。BCP(事業持続計画)に基づいた、動き続けることが出来る倉庫となっている。
 今回の新設・移転は同社の働き方改革プロジェクトの一環で、主力生産拠点である玉村工場(群馬県佐波郡玉村町)のオフィスフロア・リニューアル(20年8月より稼働)に続くもの。