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21/07/02

大和物流、埼玉県に物流センターを開発

完成予想図

 大和物流(本社・大阪市、木下健治社長)は2022年10月、さいたま市に「岩槻物流センター(仮称)」をしゅん工する。EC(電子商取引)拡大などによる消費行動の多様化を見据え、関東圏での効率的な物流サービスの基盤強化を目指す。
 所在地はさいたま市岩槻区古ケ場2ノ6ノ1ほか。東北自動車道岩槻インターチェンジ(IC)から約6・8キロメートルに立地。圏央道や東京外環自動車道などから首都圏全域への輸配送に適した立地となっている。

周辺地図

 敷地面積は1万590・61平方メートル。鉄骨造の地上4階建てで、延床面積は2万1130・64平方メートル。貨物用エレベーター2基と垂直搬送機2基を備える。カゴ台車やハンガーラックなどの荷役に適した高床式バースを採用。
 開口スペースには22台の大型トラックが同時に接車でき、トラックバース面に設置した貨物用エレベーターの活用で貨物を直接上階へ搬送することができる。また、高頻度かつスピーディな荷さばきが必要なTC(通貨型物流センター)の運用にも適しているため、細かな流通加工が必要な日用品や衣料品などの貨物に対応可能となっている。
 同センターは、ラストワンマイルの配送効率を高める消費地近郊型の物流施設として開発。交通利便性と充実した施設仕様を生かし、関東エリアが商圏の流通業者や小売業者向けの保管・輸配送拠点として運用する。