• 物流企業

21/06/30

センコー、パートタイマー向けに企業年金を活用した新制度を導入

物流現場でさまざまな業務を担当するパートタイマーの人々

 センコー(本社・大阪市、福田泰久社長)は7月1日、同社のパートタイマーを対象に新たな財産形成支援制度を導入する。物流業界大手では初。福利厚生制度の充実を図ることで、人材の確保と定着を目指す。
 新制度は、オリックスが運営する企業年金基金を活用して実施する「選択制確定給付企業年金制度」。パートタイマーは、会社が積み立てた企業年金にプラスする形で、給与の一部を積み立てることができ、退職時には退職金として受け取ることができる。会社と本人の積み立ての合計額に利息が付くため、退職後の生活を支える有効な手段となる。正社員に転向した場合は、積み立て残高を正社員の退職金制度へ移換することも可能。
 一定の要件を満たしたパートタイマーが対象。導入を通じて、将来を見据えた人生設計の支援を行う。今後、グループ各社にも新制度を導入し、人材の確保育成につなげる。