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21/06/30

日通、中国の生生物流と医薬品物流の覚書を締結

右:生生物流の鞠董事長と杉山常務執行役員

 日本通運(本社・東京、斎藤充社長)の現地法人中国日通は5月27日、生物(バイオ)系医薬品の輸送を中心に展開する上海生生物流と業務提携の覚書を締結した。中国国内での医薬品物流への取り組みを強化する。
 同国の医薬品の供給と品質管理に関する基準GSP(Good Supplying Practice)規則により、外資系企業が参入できない医薬品物流の業務領域を生生物流がカバーする。
 生生物流は、生物系医薬品、生物サンプル、治験薬などの国内温度管理保管・輸送を提供する物流企業。同国全土に自社の

保冷容器

輸送拠点を構える。また傘下には、保冷容器の製造・開発をする会社をもち、世界の大手メーカーに資材供給も行っている。
 今後は、日通と生生物流の輸送ネットワークを活用し、複数温度帯の海上混載輸送サービスや低温物流の一貫輸送サービスなどを開発し、利用者のニーズに合ったサービスを提供していく。