- 物流企業
21/06/24
佐川急便、オートロックマンションの置き配で顔認証を活用した実証実験
佐川急便(本社・京都市、本村正秀社長)は2月から3月、東京都内のオートロックマンションで認証技術に強みを持つビットキー(同・東京、江尻祐樹社長)と置き配の実証実験を行った。入居者不在時のオートロックマンションで実施できないことや盗難リスクなどの課題に対応する。
オートロックエントランスのドアに顔認証用のタブレットを設置し、顔認証を活用した実証実験を行った。住民がEC(電子商取引)サイトで購入した商品を玄関前に配達する場合、事前登録した配達員が顔認証で共用部のオートロックを通過し、注文者住宅の玄関前に配達。
また、玄関内に配達する場合は、事前に玄関に設置されるスマートロックを解除できるデジタルキーを注文者より取得し、玄関内に配達する。入居者不在時でも、オートロックマンションでの置き配が可能になる上、玄関内の配達では盗難の防止にもつながる。
実証実験で見えた課題解決やさらなるニーズを調査し、秋頃に次回の実証実験を予定している。