• 物流企業
  • 注目

21/06/16

ソフトバンクと佐川、自動走行ロボットと信号機の連携で屋外配送に成功

信号機の表示情報を受信して交差点を横断

 ソフトバンク(本社・東京、宮川潤一CEO)と佐川急便(同・京都市、本村正秀社長)は4月、自動走行ロボットと信号機を連携した屋外配送の実証実験に成功した。自動走行ロボットでの非対面、非接触での配送サービスの早期実現を目指す。
 今回の実証実験で、自動走行ロボットと信号機の連携システムを開発。ロボットが信号機の表示情報を受信し、表示に従って交差点を横断。公道を安全に走行しながら荷物の配送に成功した。
 また、走行時の荷物の温度変化、および段差での衝撃を測定し、ロボットでの配送の有効性を確認。スマートフォンのアプリケーションで、現在位置の確認や目的地到着時の通知受信機能についても実証を行った。
 これらは東京都港区竹芝で行われた、最先端のテクノロジーを街全体で活用する「スマート東京」プロジェクトの一環。両社は2020年12月から自動配送ロボットの実証実験を行ってきた。
 またこの取り組みは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の、自動走行ロボットを活用した新たな配送サービスを実現するための事業実施者として参加している。

自動走行ロボットと信号機の連携システムの構築