楽天、福岡・大阪など４カ所に物流センターを新設

　楽天（本社・東京、三木谷浩史社長）は2023年までに、福岡県粕屋町と大阪府八尾市に物流センターを新設する。近年のＥＣ（電子商取引）需要の拡大による既存の物流センターの稼働率上昇に対応する。日本ＧＬＰの開発する施設を１棟借りする。
　「ＧＬＰ福岡粕屋」の所在地は福岡県粕屋町上大隈部木原758。九州自動車道福岡インターチェンジ（ＩＣ）から約１・５キロメートル、ＪＲ篠栗線の門松駅から徒歩20分で、広域にアクセス可能なエリアに位置している。４階建てで、延床面積は４万1000平方メートル。
　「ＧＬＰ八尾Ⅰ」の所在地は大阪府八尾市郡川１ノ107。近畿自動車道の八尾ＩＣと東大阪南ＩＣからは４キロメートルで、西名阪自動車道、大阪外環状線などにアクセスしやすい位置にある。４階建てで、延床面積は約５万4000平方メートル。
　また、神奈川県大和市、東京都八王子市にも物流センターを開設する計画。
　21年７月には、日本郵便と共同出資する新会社「ＪＰ楽天ロジスティクス」が生まれ、新センターを含む楽天の全ての物流事業を承継する。