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21/06/16

ニチレイロジ・三菱重工、冷凍冷蔵倉庫のレーザー式無人Fを共同開発

 

冷凍倉庫内で稼働するレーザー誘導方式無人フォークリフト

 三菱ロジスネクスト(本社・京都府長岡京市、久保隆社長)とニチレイロジグループ本社(同・東京、梅沢一彦社長)はこのほど、冷凍冷蔵庫で使える無人フォークリフトを共同開発した。柔軟に搬送業務を行えるレーザー誘導方式を採用。低温環境下の作業負担、慢性的な人手不足などの物流現場が抱える課題の解決を後押しする。
 レーザーで反射板をスキャンし、車両の現在地を認識しながら走行する。有人フォークリフトと同様、作業内容に応じた搬送計画が可能。庫内レイアウトを固定化する磁気誘導方式より柔軟な運用が可能だ。
 すでに今年3月から、ニチレイロジ子会社の物流センターで運用が始まっており、マイナス10℃の環境下で稼働。今後は可能な限り作業者が介在しない運用を目指し、マイナス25℃クラスの環境に対応できるシステムの開発に着手する。