- 行政・業界団体
21/06/15
国交省、物流標準化の状況確認
国土交通省は3日、加工食品分野の物流標準化アクションプラン(行動計画)をフォローアップする会合を開き、取り組み状況を確認した。会合にはメーカー、業界団体など、プラン策定を検討した研究会以外のメンバーを招き、標準化に向けた情報を共有するこどで、幅広い関係者に活動を広げる。
昨33月策定の同プランは、加工食品物流で多様な人材が集まる働きやすい現場をつくるため、どのように物流標準化を進めるかをまとめた行動計画。納品伝票、外装表示、パレット・外装サイズ、コード体系・物流用語に関し、概要や標準化の例を記載している。
会合では、プランを基に標準化に取り組んだ事例を紹介した。例えば、外装サイズでは加工食品のメーカー、卸、物流企業などでつくる民間協議会が策定したガイドライン(指針)を解説。納品伝票では、帳票ソフトなどを手掛けるウイング1stが伝票電子化システムの開発、サービス展開の状況などを説明した。他にも、国交省や経済産業省、農林水産省の取り組みが紹介された。
多くの関係者に取り組みを広げるため、会合には物流標準化への関心が高いメーカー、業界団体も参加。フォローアップは毎年行う方針で、国交省は活動内容や課題などを共有する場を設け、取り組みを推進する考え。