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21/06/10

シーネット、クラウドEDI-Platformとのシステム間連携を開始

 シーネット(本社・千葉県船橋市、内野靖社長)は6月9日、倉庫管理システム「ci.Himalayasシリーズ」をクラウド型のEDI(電子データ交換)サービスと連携した。多様な通信手順や手段に対応したクラウドサービスを導入することで、顧客の負担を軽減する。
 大手流通企業のユーザーが多いサイバーリンクス(本社・和歌山市、村上恒夫社長)が提供する「クラウドEDI-Platform」を採用した。近年、シーネットでも流通企業へのシステム導入が拡大している。連携を通じて、顧客の基幹システムと倉庫管理システムの連携が、これまで以上に円滑になる見込み。
 すでに1社目が稼働しており、今後、クラウドEDI-Platformをベースとした提案を織り交ぜてユーザーの設備投資の負担を軽減し、安定した継続的なサービスの提供を目指す。
 これまで同社では、EDI基盤を自社構築し、ユーザーが必要とする通信手順や通信手段によっては、その都度設備の増強やアプリケーションの一部の改修で対応してきた。
 だが、製造・卸・販売の共通のEDI基盤として利用が増えてきた流通ビジネスメッセージ標準(流通BMS)は、対応への準備などでシステム稼働までに期間を要したり、追加コストが発生していた。また、ユーザー負担のEDIの通信コストなどの経費が変動することも課題となっていた。

システム連携 概要