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21/06/09

物流連、物流環境大賞にベイシアら7社連名で選出

 日本物流団体連合会(渡辺健二会長)は4月21日、物流環境大賞の受賞者を決定した。大賞には、ベイシア、河村商事、日本アクセス、関東デイリー、南日本運輸倉庫、ケーツー、昌和商事の7社の取り組みが選ばれた。
 1都14県で店舗ごとに行っていた空段ボールの回収について、拠点を5か所に集約し大幅な二酸化炭素(CO2)削減を実現。また輸送に6輪カート用の被覆材を使用し一度の回収量を大幅に増加させた効率的な往復運用が評価された。
 低炭素物流推進賞には2件を選出。このうち、ランテックはセミトレーラーを活用したモーダルシフトでドライバー不足と環境負荷低減への取り組みが評価された。
 サステナブル活動賞に選出された2件のうち、ユーピーアール、東レ2社での取り組みは、アクティブRFIDタグ搭載スマートパレットの活用で物流の生産性向上が評価された。
 先進技術賞は2件で、このうちプロロジスはIoT(モノのインターネット化)技術を活用し環境負荷低減の取り組みを実現した。他は、日本物流記者会賞1件、特別賞18件を選定した。
 なお今回は、応募者にとってより取り組みやすいものとするべく、部門賞の名称変更や、応募対象を拡大した。低炭素物流推進賞、サステナブル活動賞、先進技術賞の3つの部門賞を大賞の次点として位置づけるなど、表彰規定を一部改正してから初の表彰となる。