国分グループ、沖縄県浦添市に三温度帯冷蔵冷凍倉庫を稼働

センター外観

　国分グループ（本社・東京、国分勘兵衛ＣＥＯ）のグループ企業りゅうせき低温流通は６月３日、沖縄県浦添市に三温度帯センター「沖縄浦添流通センター」を稼働した。多様化する顧客のニーズに応える。
　所在地は沖縄県浦添市小湾450ノ１。国道58号線から０・４キロメートル、臨海道路浦添線から０・６キロメートル、那覇空港新港ふ頭まで１・５キロメートルの立地。敷地面積は8800平方メートルで５階建。倉庫部分は１、２、４階。延べ床面積は１万7040平方メートル 。
　マイナス50度まで対応可能な超低温庫を含む冷凍庫は１万6873トン、冷蔵庫は１万3746トン、定温庫は126トンの収容能力を持つ。冷凍庫にはパレット自動倉庫を導入。またフローズン・チルドなど温度帯変更が可能な加工機能も備えた。
　幅広い温度帯に対応し、商品特性に合った保管環境を実現する。またパーシャル庫スペースを拡張し、荷さばき時の品質劣化を防ぐ。同時に、食品流通に欠かせないオリコンの洗浄室も設置している。
　沖縄県全域の配送センターとして活用する。また、那覇空港と中国、香港、台湾、ソウル、タイなどのアジア各地の主要空港への飛行時間が４時間圏内となる立地を生かし、ハブセンターとして保税、動物検疫機能にも対応する。