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21/06/03

かもめや、8月から離島へのドローン物流の定期運航を開始

 

国産の産業用ドローンを採用

 ドローン物流ベンチャーのかもめや(本社・高松市、小野正人社長)は8月、本土と離島を結ぶドローン物流の定期運航を開始する。香川県三豊市から海上4・5キロメートルの距離にある粟島へ、ドローンが毎日、瀬戸内海を越えて荷物を運ぶ。
 粟島は人口約180人の離島。ドローンは悪天候時を除いて原則として毎日運航し、離島住民の買い物弱者化の解消を図る。往復距離は約8キロメートル。「安全・安心」の運航を目指し、機体はこれまでに国内ドローン物流で実績のある国産の産業用ドローンを採用する。
 午前中に粟島の住民が商品を注文すると、同日午後にドローンが本土を出発し、粟島に着陸。機体は着陸後に自動で荷物を切り離し、自動で本土に帰還する。到着した荷物は、島側のスタッフが利用者の自宅に届ける。
 かもめやは2016年設立のベンチャー企業で、主要事業は陸・海・空の無人物流プラットフォームおよびインフラサービス。注力事業のひとつとしてドローン物流サービスを展開している。