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21/06/03

サントリーHD、フォークリフト操作のAI判定システムを導入

 サントリーホールディングス(本社・大阪市、新浪剛史社長)は6月2日、サントリーロジスティクスと富士通が共同開発したフォークリフト操作のAI(人工知能)判定システムを物流拠点に順次導入する。サントリーMONOZUKURIエキスパートが推進し、業務の省力化と安全品質の向上を図る。


 フォークリフト操作のドライブレコーダー映像をAIが解析し、定型化が難しかった作業評価の標準化が可能となる。
 同社はこれまでも、物流業務の自動化や作業効率化を実現する「スマートロジスティクス」に取り組んできたが、フォークリフト操作については、ドライブレコーダーを装着し、加速度やハンドル操作などの状況を人間が確認して安全品質の向上に取り組んできた。しかし映像確認に人手と時間がかかる点や評価が曖昧な点が課題となっていた。
 今後は本システムの導入を順次拡大し、持続可能な物流の実現に向けて取り組みを進めていく。