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21/06/02

ヤマト運輸、「置き配」時の個人情報漏洩リスク低減に「EAZY」が対応

 ヤマト運輸(本社・東京、長尾裕社長)は6月1日、「置き配」時の個人情報漏えいリスク低減に向けた取り組みを開始した。「個人情報が記載されたままでは不安」といった利用者の声を受けたもの。
 多様な集配ニーズに応える宅配サービス「EAZY」で実現する。注文を受けたEC(電子商取引)事業者が配送先の個人情報を二次元コード化して伝票を発行し、荷物に貼付して発送。二次元コードの使用で、配送伝票の個人情報が判別できないため、個人情報漏洩のリスクを低減できる。
 非対面での受け取りニーズに応えたシステムで、配達完了通知と映像データをリアルタイムにメール配信するなどの利便性と安全性を持つ。
 荷物に張り付けられた配送伝票は、配送時に「EAZY CREW」(配送パートナー)によって配達票部分がはがされるため、置き配された荷物から、第三者が目視で個人情報を判別することができなくなる。
 さらに、こん包資材を廃棄する際、個人情報の印字がないため伝票を自身ではがす手間も解消できる。
 まずファッション通販サイト「ZOZOTOWN」の東京、埼玉、神奈川、千葉の各都県向け配送からスタート。8月には全国に拡大する。

 

サービスイメージ

二次元コード化された伝票イメージ(配達票あり)