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21/05/25

JR東日本とJR西日本、北陸新幹線による荷物輸送サービスを拡大

 JR東日本(本社・東京、深澤祐二社長)とJR西日本(同・大阪市、長谷川一明社長)は5月21日、北陸新幹線による荷物の輸送サービスを拡大し、エキナカだけでなく市中店舗などへの配送を開始した。新幹線の速達性を生かし、地場産業の活性化につなげる。
 イトーヨーカドーの首都圏店舗や、鮮魚小売店「魚力」へ金沢の鮮魚を輸送する。JR東日本グループの物流事業を担うJR東日本物流(同・東京、野口忍社長)が、荷主より輸送の発注を受け、列車を活用した輸送をコーディネート。JR東日本とJR西日本は、速達性の高い北陸新幹線を使って荷物を輸送し、JR東日本物流が店舗まで配送する。

北陸新幹線による荷物輸送サービスのイメージ

 

 イトーヨーカドーは都内の一部店舗が対象で、輸送期間は5月26日と31日。6月は毎週月曜と金曜の2回。魚力は首都圏の一部店舗が対象で、輸送期間は5月27〜29日。商品はいずれも鮮魚類で荷量は30箱。
 今後も営業を拡大し、鮮魚類をはじめとする生鮮食品の定期輸送を推進。さらに、医療品や機械部品、新聞など「その日のうちにすぐ届けてほしい」というニーズの高いものについて、新幹線による荷物輸送でソリューションを提供していくとしている。