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21/05/25

鴻池運輸、AI搭載通信型ドライブレコーダーを全車両に導入

危険運転検知時に管理者に送信されるレポート

 鴻池運輸(本社・大阪市、鴻池忠彦社長)は2023年3月までに、グループが保有するすべての貨物自動車・業務連絡車約2500台に、AI(人工知能)搭載通信型ドライブレコーダーを導入する。警告音による運転中の注意喚起と、リアルタイムで運行管理者が危険運転を共有でき日々の指導につなげることで、交通事故防止に役立つと評価した。
 従来、導入していたドライブレコーダーは、交通事故・トラブル発生後の状況確認が主な用途で、事故防止に向けた活用としては不十分だった。今回導入した米国・Nauto(ナウト)社製AI搭載通信型ドライブレコーダーは、AIがドライバーのわき見、3つの急運転(急ブレーキ、急加速、急ハンドル)などを検知し、車内での警告音でドライバーに注意喚起を行う。同時に、管理者に対しても危険運転の動画や画像を、通信を介して即座に通知する機能が搭載されている。
 また、ドライブレコーダーはクラウド対応のため、SDメモリーカードなどを数日に1度抜き出し初期化する必要がなく、ドライバーの負荷軽減にもつながる。