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21/05/21

豊田自動織機、米スタートアップと次世代自動物流車両の開発で提携

  豊田自動織機(本社・愛知県刈谷市、大西朗社長)は5月19日、米シリコンバレーのAI(人工知能)スタートアップのサードウェーブオートメーション(TWA)と、戦略的パートナーシップ協定を締結した。共同で、次世代自動物流車両の開発と自動運転学習プラットフォームの開発を行う。
 TWAの持つAI技術や画像認識技術を、豊田自動織機グループの自動運転フォークリフト(AGF)、無人搬送車(AGV)、自律移動搬送ロボット(AMR)などの自動物流車両に実装。物流の高度な自動化による飛躍的な効率向上の実現を目指す。
 今回の協業では、TWAの技術を自動物流車両の移動、荷役・搬送、遠隔操作などのさまざまな機能へ適用し、高度な自動運転、より柔軟なオペレーションを可能とする次世代車を開発する。
 またTWAは、機械学習に関する独自技術を活用して、クラウド型の自動運転学習プラットフォームを構築し、複数の車両が学習結果を共有しながら自動運転の精度を高めていくシステムの開発に取り組む。協業を通じ、「学習結果の共有により車両自らが継続的に改善」していく革新的なシステムによる、物流の完全自動化の実現を目指すとしている。

自動運転学習の概念図