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21/05/20

ニトリHD、国内物流網の再構築へ北海道石狩市に22年5月新拠点開設

 ニトリホールディングス(本社・札幌市、白井俊之社長)は2022年5月、北海道石狩市に新たな物流センターを開設する。25年までに国内物流網の再構築を目指しており、今回の拠点新設が取り組みの第一歩となる。しゅん工後は札幌市内の既存施設の機能を新センターに移転する。

新拠点イメージ

 仮称「石狩DC」はグループ会社のホームロジスティクスが運用する。所在地は石狩市新港南2ノ725ノ2。敷地面積は10万4664平方メートル、耐震構造の鉄骨造平屋建てで、延床面積は7万6786平方メートル。
 札幌DCから11キロメートルの立地で石狩湾新港にも近く、道内外の広域配送にも対応可能。同社は扱う品目数の90%以上を海外から調達しており、海外から国内物流拠点までの物流効率化を見込む。
 同社はこれまで、札幌市内の既存拠点の建屋増設や外部倉庫を含めた在庫分散などで道内の物量増加に対応してきた。今後はニトリ店舗の出店加速やEC(電子商取引)の需要拡大に対応しながら物流網の再構築を進める。また、物量に見合う入出荷機能の拡充、商品輸送によるCO2(二酸化炭素)の排出抑制やコスト削減を目指す。