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21/05/19

トナミHD、23年度売上高1600億円を目指す新中計を策定

 トナミホールディングス(本社・富山県高岡市、綿貫勝介社長)は2021年度から23年度までの3カ年の中期経営計画を策定した。DX(デジタルトランスフォーメーション)による業務効率化をさらに推進し生産性を上げ、物流サービスと輸送事業の連携強化を図り、売上高は20年度比18・8%増の1600億円、営業利益は同23・9%増の80億円を目指す。
 特積みと保管や流通加工などのサービスとの複合によるロジスティクス事業の成長を図る。そのための拠点として、21年度中に大阪府箕面市や埼玉県春日部市にグループの新拠点を開設する。
 また独自のTDX(TONAMIデジタルトランスフォーメーション)を進め、業務効率の向上と物流・輸送の高度化を図る。その実行部隊として、トナミシステムソリューションが4月に発足。最新の情報システムで、グループのデジタル化を支援する。
 多様な人材の採用確保に向けては、事業形態や地域特性に応じた人事制度を構築。働き方改革を引き続き推進し、働き甲斐のある職場環境を構築していく。
 投資は、3年間合計で200億円を計画。特積み新店所や新倉庫の増改築、システム投資、車両代替を行っていく。