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21/05/19

トランコム、26年3月期までの新中計で売上高2200億円目標に

 トランコム(本社・名古屋市、恒川穣社長)は2021年3月期から26年3月期までの5カ年中期経営計画を策定した。輸配送の強化・拡充や求荷求車システムの高度化などを通じ、26年3月期の売上高は21年3月期比44・5%増の2200億円。営業利益率は5~6%の目標を掲げる。
 新中計では「『はこぶ』を創造する」をビジョンとして設定。輸配送能力の増大・向上と多種多様な輸配送モードの拡充、求荷求車サービス事業の高度化、他社との協業によるイノベーション強化、デジタル化の促進などを行う。既存事業の基盤構築として、ロジスティックマネジメント事業の強固な事業基盤構築やASEAN(東南アジア諸国連合)での成長強化も打ち出した。

 計画の実現に向け、投資面ではDX(デジタルトランスフォーメーション)や拠点、車両、協業、人材の領域に350億円程度を想定。また、輸送マッチング・配送サービス「はこぶ」の1日あたりの手配件数を20年度実績から1・7倍となる1万5000件まで伸ばすことなども示している。

トランコム、5カ年中期経営計画の数値目標