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21/05/17

三井不、業界初のC02排出実質ゼロの倉庫を22年9月にしゅん工

 三井不動産(本社・東京、菰田正信社長)は2022年9月、神奈川県海老名市に、二酸化炭素(CO2)排出量実質ゼロを目指す環境配慮型施設「三井不動産ロジスティクスパーク海老名Ⅰ」(MFLP海老名Ⅰ)をしゅん工する。再生可能エネルギー100パーセント供給を可能にした「グリーンエネルギー倉庫」。  所在地は、神奈川県海老名市中新田。圏央道海老名インターチェンジ(IC)と隣接し、首都圏の主要エリアへのアクセスも良好。また周辺交通の安全性向上や渋滞緩和のため自動車専用の県道に出口を設け、将来のトラックの自動運転や隊列走行にも対応する。
 敷地面積は約5万6500平方メートル。6階建て、鉄骨造で免震構造。延べ床面積は12万2200平方メートル。倉庫部分を除く共用部分を含む事務所用途部分は、デシカント空調や地中熱ヒートポンプを採用。一時エネルギー消費にともなうCO2排出量を50%以上削減する。周辺環境との調和をはかるため、隣接する海老名運動公園との緩衝帯にグリーンインフラとして雨水貯水池と緑地帯を設ける。
 また居住環境を維持したまま環境負荷低減を行い、再生可能エネルギーの導入などで年間の一次消費エネルギーをゼロにした建物に与えられる「ZEB認証」を取得。顧客の環境負荷低減活動に貢献する。