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21/05/11

ヤマト運輸、豊田市の新型コロナワクチン接種に超低温輸送で協力

 ヤマト運輸(本社・東京、長尾裕社長)は愛知県豊田市で、新型コロナウイルスのワクチン接種に超低温帯の輸送の仕組みで協力する。豊田市およびトヨタ自動車との三者連携協定で、行政と民間企業の共働による安心・安全なワクチン接種を目指す。5月30日からの運用で、ワクチンの安全性を重視した効率的輸送および保管・配送を担う。
 超低温氷を使用した専用保冷箱にワクチンを格納。接種会場までの移送・保管は一貫して専用保冷箱内で行い、ワクチンの安全性を確保する。広大な同市域の輸送で、ワクチンメーカーが推奨するマイナス90℃からマイナス60℃の保管温度を保つ。超低温冷凍庫から取り出した後もマイナス60℃以下を保持し、各接種会場での安全な保管に貢献する。
 トヨタ自動車は関係施設を集団接種会場として提供するほか、医師や看護師、会場運営スタッフらを派遣し、ワクチン接種の会場運営・体制確保に協力する。